天秤(天びん)・台はかり

「不確かさ」

 
計量や計測の結果得た値の信頼性を表す場合、「精度」や「誤差」という意味で表記されてきました。
しかしながら「誤差」を定量的に定義することは非常に困難で、 確率的に表現することで定量化することをもとめ、「真の値が存在する範囲を示す推定量」 として、「不確かさ」と言う表記を用いる機会が増えてきました。
これは、「真の値」からの差を意味する「誤差」という表現ではなく、「真の値」が測定値からどの程度のばらつきの範囲内に
あるかを示す方法です。
JCSSの校正証明書などにも、「不確かさ」は記載されることになっています。
 
  ◆ 「不確かさ」とは?
 
  • 設置環境により発生する誤差を含め、計量値に対する確度を推定すること。
  • 測定に関わる誤差のうち影響力の大きい誤差(不確かさの要因)を、標準 偏差として評価し、すべてを合成して
    2標準偏差相当(包含係数k=2)の 値として表したもの。
  • JCSSの校正証明書では、真値と不確かさを表記することになっています。
   天びんの校正に影響のある主な「不確かさ」の要因
 
  • 校正分銅の不確かさ
  • 繰り返し性の不確かさ
  • 丸め誤差(デジタル表示)の不確かさ
  • 偏置誤差の不確かさ
  • 温度特性の不確かさ(感度ドリフト)
 すべての不確かさの2乗和の平方根を取ると、合成標準不確かさとなる。
 包含係数k=2の場合、合成標準不確かさを2倍して、拡張不確かさとする。