剛体振り子型物性試験器 RPT-3000W

剛体振り子型物性試験器 RPT-3000W

剛体振り子型物性試験器 RPT-3000Wは、物質の溶液から固体への硬化・乾燥過程での諸物性の経時変化の評価が可能な物性試験器です。

  • 振り子の自由減衰振動で、試料の物性や粘性情報を評価
  • エッジタイプと丸棒タイプの2種類の振り子を使い分け、支点部で振らせて測定
  • 実用基材上での測定が可能
  • 剛体振り子型物性試験技術が、国際標準規格ISO 12013-1、ISO 12013-2に採択されました。(2012年10月15日)
  • 規格の内容:剛体振り子による塗料と塗膜の物性測定方法
    ・ISO 12013-1:塗料、ワニスの硬化開始温度の測定方法
    ・ISO 12013-2:塗膜、ワニスの熱的性質(Tg、硬度)の測定方法

カタログ

論文のご紹介

コンクリート用養生剤の仕上げ補助効果の評価 NEW
剛体振子物性試験器を使用しセメントペーストの粘弾性挙動変化を相対複素弾性率を使って評価した研究報告です。
コンクリート用養生剤の仕上げ補助効果の評価
※本論文はオープンアクセスですが、版権は「東京大学生産技術研究所」に帰属します。

無機-有機ハイブリッド塗膜モデルの構造と物性 NEW
坪田実、福井寛:「無機-有機ハイブリッド塗膜モデルの構造と物性」
塗装工学 Vol. 55 No.1 p4~17 (2020)

PSナノ薄膜測定のご紹介
RPT-3000Wを使ってどこまで薄い素材の測定、評価が可能か検討しておりました。この度、九州大学大学院工学研究院応用化学部門の田中研究室のご厚意によりシリコンウエハー上に作成されたPS薄膜サンプルをご提供いただき計測をいたしました。
RPT-3000WでのPSナノ薄膜測定のご紹介

塗膜の硬化速度解析
森寛爾:塗膜の硬化速度解析-触媒添加したMEKOブロックイソシアネートでの律速過程- 色材.,89[5] ,145-148(2016)
※本論文はオープンアクセスとなっていますが、版権は「一般社団法人 色材協会」に帰属します。

塗膜の硬化過程における架橋密度の追跡手法
森寛爾:塗膜の硬化過程における架橋密度の追跡手法-貯蔵弾性率と架橋密度の比例性- 色材.,86[4] ,123-127 (2013)
※本論文はオープンアクセスとなっていますが、版権は「一般社団法人 色材協会」に帰属します。

剛体振子の自由減衰振動による塗膜形成の粘弾性測定
牛尼清治:剛体振子の自由減衰振動による塗膜形成の粘弾性測定
※本論文はオープンアクセスとなっていますが、版権は「一般社団法人 色材協会」に帰属します

RPT-3000Wのご紹介

RPT-3000Wのご紹介動画

RPT-3000W 変位計・マグネットの位置調整方法

群馬大学理工学部 井上研究室様にインタビュー

~ 電子デバイスの高性能化や多様化にともない、導電性接着剤に対する要求性能がますます高まっています~

特性を科学的に説明できない材料は、使ってもらえない。
RPT-3000Wは、基材上での接着剤の硬化挙動を調べることができる唯一の試験器といえます。

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参考文献:
Tomohito NEGISHI, Masahiro INOUE “Formation of Filler Network Structure and Conduction Path Development in Electrically Conductive Adhesives Containing Silver Flakes” MES2017/8 1E2-3

参考文献 NEW
井上雅博,導電性接着剤中のフィラー近傍の界面領域と導電性発現挙動の関係,
溶接学会誌, 89 (2), 129-134 (2020)

特長

あらゆる物質は、溶液状態から何らかの作用(熱・光・時間・その他)によって固体となり、種々の物性を出します。溶液から固体への相変化はさまざまな問題点を起こすため、それによって目的とする性能が出せなかったり、固体の使用過程において環境の因子を受けて劣化し、その性能が変わったりします。
そこで、物質の評価の中でも最も重要な評価項目は、物質の溶液から固体への硬化・乾燥過程の化学的・物理的性能の経時変化を追跡することです。これらの評価を目的として開発した装置が剛体振り子型物性試験器(RPT-3000W)です。

本装置は主として有機高分子材料の硬化・乾燥過程追跡とそれらのバルク物性、あるいは表面物性評価のほか、コンクリート等の無機材料や化粧品、紙、食品にも利用できます。すなわち、-100℃~+400℃の温度範囲で物性変化を持つ材料の物性評価に利用可能です。

RPT-3000Wは、広い分野にわたる材料の評価に活用できます

本装置は剛体振り子の自由減衰振動への各材料による影響から、材料の硬化性や材料の物性評価が容易であり、材料の開発・改良、品質管理、生産ライン設計、トラブル対策など、広範囲に活用できます。

塗料・接着剤

  • 硬化温度と硬化時間の評価
  • 硬化剤による硬化性、物性評価 など

化粧品・医薬品

  • マニキュア、マスカラの乾燥性と表面物性評価
  • パックやパップ剤の乾燥性と粘着性、弾性の評価
  • 毛髪などの潤滑性や洗浄性の評価 など

食品

  • ゼラチンや寒天等のゲル化特性の評価
  • 食品等の官能的性能の定量的評価 など

繊維

  • 繊維の物性評価 など

プラスチック

  • 表面物性の評価
  • ハードコートの硬化、表面および内部の物性評価 など

印刷

  • 被印刷物上でのインキ物性評価 など

電子・電気

  • 電池関連物性評価
  • 導電ペーストの硬化特性評価
  • ハンダの溶融・固化特性評価 など

その他

  • コンクリート、アスファルト等の物性評価

剛体振り子型物性試験器RPT-3000Wによる測定例

硬化挙動測定例

物性測定例

仕様

振幅変位検出
非接触式渦電流変位センサ
最大振幅角
±0.573 degree
角度分解能
1.749e-5 degree
振動周期
0.050~2.000秒
対数減衰率
0.001~6.000秒
測定温度範囲
-80~+400℃
冷却方式
液体窒素
オプション
UV照射装置 他
外形寸法 / 質量
本体:300(W)×220(D)×525(H)mm / 約15kg
制御部:410(W)×350(D)×135(H)mm / 約12kg
安全装置
過昇温防止装置 警告ランプ(50℃以上でON)
電源
AC100V 550VA
ソフト
OS:Windows10 Pro(32、64bits)
基本アプリケーション:MSAT0001V2
アプリケーション:MSAT0010V2

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