タイヤ転動3D形状計測受託サービス

タイヤ試験装置とスキャナの組み合わせにより、 転動タイヤの3D形状データを提供します

車両開発の燃費改善では、走行条件に対するタイヤ変形の把握も重要です。
弊社では、フラットベルト式タイヤ試験機と連動した、様々な位置からの計測に対応したスキャナ保持装置による、転動タイヤ全周の3D形状スキャンが可能です。

  • タイヤ転動の3D形状データを提供
    ・走行条件に対するタイヤ変形の把握により、車両開発における燃費改善に貢献
    ・A&D製フラットベルト式タイヤ試験機と3Dスキャナ・ロボットを組み合わせたシステム
    ・高い再現性を確保した、転動タイヤ3D形状スキャンが可能
  • サービス内容
    ・ご指定条件に沿った計測内容の検討
    ・計測の実施
    ・計測結果に基づく3D形状データの出力
  • 可変パラメータ
    ・速度
    ・垂直荷重
    ・タイヤ空気圧
    ・横スリッパ角(SA)
    ・キャンバー角(CA)
     ※SA、CA適応範囲は要相談
  • 提供データ内容
    ・ご指定の3D形状データ( .obj / .stl / .pdf ...etc )
    ・フラットベルト式タイヤ試験機の時系列計測データ (タイヤ6分力、有効半径、速度 ほか)
    ・後処理解析・取得済みデータの販売などもご相談ください
  • ご活用事例
    ・空力解析用の形状データ取得
    ・異なる走行条件での形状比較(静止時および転動時 など)

計測風景

ウェビナー動画

タイヤ・サスペンション開発に貢献する、タイヤ関連受託試験サービスのラインナップご紹介

ウェビナー動画 お申し込み

※現在、サスペンション特性計測の受託サービスを承っておりません。

計測のステップ


計測タイヤを試験機に装着、スキャン補助用ターゲットマーカーをタイヤ周辺に展開。


試験機上でタイヤを走行、定常走行状態を維持後、ロボットを動作させ2分以内にタイヤ全周をスキャン。


短時間に同じ動作パターンでスキャンを実現可能。温度変化の影響を抑えた、再現性の高いデータを提供。
※±0.1mm以内の再現性を確保

形状データ解析例 

解析例:(Fz3440N条件下)30km/h条件に対する120km/h条件の形状差分コンター図

装置仕様

ベルト速度
±120km/h
適用タイヤ径
Φ550~900mm(O.D.)
適用タイヤ幅
325mm(直進のみの場合は385mm)
試験定格
最大Fy:20kN、最大Fz:20kN
スリップ角
±20deg、±0.03deg以内、20deg/s
キャンバ角
-5~+30deg、±0.03deg以内、5deg/s
タイヤ速度
最大2200rpm
タイヤ駆動力
最大4.0kNm
タイヤ分力計測
Fx:20kN±0.5%、Fy:24kN±0.5%、Fz:25kN±0.5%
Mx:10kNm±0.5%、My:5kNm±0.5%、Mz:7kNm±0.5%
ベルト接線力
最大9,600N(=最大Fx)
ベルト表面材質
セーフティウォーク♯120
ベルト直進性
±1mm