情報マガジン『WAY』

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VOL.35 2023.SEPTEMBER 株式会社 美十様

インタビュー動画はこちら

ユージングシーン
右から
A&D製金属検出機 AD-4976
(脱酸素剤対応オプション付き)
A&D製ウェイトチェッカ AD-4961
(生産終了品/後継機 AD-4961Aシリーズ)

A&D製金属検出機 AD-4976(脱酸素剤対応オプション付き)、A&D製ウェイトチェッカ AD-4961(生産終了品/後継機 AD-4961Aシリーズ)

金属異物検査と鉄系脱酸素剤の欠品検査が同時にできる金属検出機をラインナップしているのは、
A&Dさんだけでした。

株式会社 美十様にインタビュー

多くの方が一度は食べたことがあると言っても過言ではない京都銘菓「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」。
製造元の美十様は、1966(昭和41)年にこの「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」を
発売して以来、全国に美味しいお菓子をお届けし続けています。
その美十様の品質方針「いつも安心 いつも美味しい」を実現するために、
A&Dの脱酸素剤対応ソフトを搭載した金属検出機がお役に立っています。

インタビューいただいた株式会社美十 執行役員 京都工場長 安福 周史様の画像

株式会社 美十
執行役員 京都工場長
安福 周史様

インタビュー動画

インタビューの様子や金属検出機とウェイトチェッカの稼働シーンをご覧いただけます。

ダイジェスト版(約1分)

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お米、小豆、水。お客様の笑顔のために、原料にとことんこだわっています。

インタビュアー 『おたべ会』という会があるそうですが、どのような会なのでしょうか?
安福様 北海道十勝地区の小豆生産者の方々と小豆問屋様、そして私ども美十で構成している会で、お客様・商品・生産者・美十の想いを一本の線でつないでいます(注)。小豆はおたべの“あん”になりますので、この会を通じてつねに品質向上と安定調達を図っています。
インタビュアー 原料へのこだわりが美味しさの秘けつなのですね。
安福様 おたべの生地である生八つ橋は、国産コシヒカリと福井県若狭町にある瓜割(うりわり)の滝の天然湧水からできています。より美味しいお菓子をつくるためによりよい原料を探した結果、粘りがあるコシヒカリと、日本名水百選に認定されている瓜割の水を選択しました。“あん”も同水系の水で炊き上げています。

A&Dさんの金属検出機を導入する前は、「金属異物検査」と「脱酸素剤欠品検査」の2回検査をしていました。

インタビュアー 金属検出機の導入にあたって、どのようなことを重視されましたか?
安福様 お菓子の賞味期限を延ばすために脱酸素剤は欠かせませんが、以前は金属検出機を2台設置して、包装前に異物検査、包装後に脱酸素剤欠品検査の2回検査をしていました。弊社内では「逆金検」と言っていました。この方法では時間も手間もかかっていましたので、2020年3月からおたべを個包装対応するにあたり、包装されるまでの道のりを短く、シンプルにしたいと考えていました。
そこで、脱酸素剤メーカーの三菱ガス化学さんに相談したところ、A&Dさんにうってつけの検査機があると教えていただいたのです。
インタビュアー A&Dは脱酸素剤対応のオプションで、一度に両方の検査ができます。
安福様 その後いろいろ調べましたが、脱酸素剤入りの包装品の金属異物検査ができる検査機はA&Dさんにしかありませんでした。脱酸素剤の欠品検査が可能なことも教えていただき、より安全な検査機だと感じました。
実は他のメーカーからも開発中の商品をご提案いただいたのですが、わずかな期間のテストでOKだとしても、毎日連続で使用してOKとは限りませんので、すでに商品としてラインナップしているA&Dさんの検査機を信頼して導入を決めました。
インタビュアー ありがとうございます。実際に金属検出機をご使用になっていかがでしょうか?
安福様 生産効率の向上に大きく貢献してくれています。おかげさまで商品のコンベア上での乗り移りも少なくなりましたし、検査時間も短縮できています。
インタビュアー ウェイトチェッカも導入していただいていますが、計量法の改正により、2027年3月までに検定を受検する必要があります。ご準備の方はいかがでしょうか?
安福様 指定検定機関のA&Dさんに、ご指導をいただきたいと思っています。

「美味しい」と感じていただき、その「美味しかった」を伝えていただければ嬉しいです。

インタビュアー 個包装を開封してみても、どこに脱酸素剤が入っているのかわかりませんね。
安福様 おたべを個包装にするにあたり、小さな脱酸素剤を探して採用しました。お客様が脱酸素剤を誤って口に入れないように、食品専用のりでフィルムに固定していますので、前から見ると商品ロゴに隠れ、脱酸素剤が見えないようになっています。また、お客様が開封しやすいように、脱酸素剤が入っている反対側に個包装の切り口を設けました。
インタビュアー 一つ一つに創意工夫がなされていて「すごいなぁ」と思います。
安福様 我々は毎日多くのお菓子をつくっていますが、お客様にとっては一つのお菓子なので、一つずつ大切につくっています。「京ばあむ」なども含めて、弊社のお菓子を食べることで幸せを感じていただければ願ってもない喜びです。
インタビュアー 本日は貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。

お客様情報

株式会社 美十
京都本社・工場
京都市南区西九条高畠町35-2
創業
1938年
設立
1965年
資本金
5,000万円
従業員数
社員275名、パートタイマー403名(2023年4月1日現在)
URL
https://www.bijuu.co.jp/
株式会社 美十外観画像

お使いいただいているA&D製品

金属検出機 AD-4976シリーズ
  • 鉄系脱酸素剤の欠品検査と異物検査の両立(オプション)
  • 3つの周波数から被検査物に最適な周波数を自動設定
  • 進化したタッチパネルで直感的な操作
  • 遠隔モニタリング、メンテナンスに対応し、離れたところからでもラインの管理が可能
金属検出機 AD-4976シリーズの製品画像
ウェイトチェッカ AD-4961Aシリーズ
  • 従来製品と比較して、高速域の選別精度が最大80%向上(当社比)
  • バーコードで品種を自動切り替え
  • リモート対応など、メンテナンス性向上
  • 遠隔モニタリング対応など、作業性向上
ウェイトチェッカ AD-4961Aシリーズの製品画像