食品工場など、同じような商品の梱包・出荷ラインの動画を見て勉強しました。

インタビュアー 群馬県千代田町の本社工場、明和町の新工場ともにフル操業だそうですね。

兵頭様 おかげさまで、どんどん忙しくなっています（笑）。

インタビュアー どのような商品を製造されているのですか？

兵頭様 いろいろな商品を製造していますが、シャンプーやリンスなどのトイレタリーが多いですね。お客様の商品は粘度の高いものから低いものまで多種多様なので、そのニーズにお応えできるように、2tから10tまで調合釜全38基を用意しています。
Ａ＆Ｄさんのウェイトチェッカも14台導入していますよ。

インタビュアー ありがとうございます。ウェイトチェッカの導入目的を教えてください。

兵頭様 商品をそれぞれの指定のダンボール箱に梱包して出荷していますが、そのダンボール箱の中に商品の欠品がないか確認しています。1つのミスも許されない世の中になり、万が一、欠品するようなことがあったら謝罪では済まない事態になりますので、厳重なチェックが必要です。

インタビュアー ウェイトチェッカの導入前は、どのようにチェックされていたのですか？

兵頭様 社員がダンボール箱を1つずつ静止はかりに載せて計量して、管理台帳に手書きで記入していました。これでは効率的とは言えませんし、どうしてもヒューマンエラーのリスクを回避することができません。

インタビュアー 時間も人手もかかるし、リスクも避けられないということですね。

兵頭様 増加する受注に対応するために、この検査工程を機械化・自動化しなければならないと思いました。そこで、同じような商品を出荷している他の工場のみなさんはどうやって検査しているのか、YouTubeや情報サイトを検索しました。そして、食品工場の検査工程の動画を見て、ウェイトチェッカを見つけたのです。「これは便利だなぁ！」と驚きました。

Ａ＆Ｄさんは天びん・はかりのメーカーだと思っていましたが、ホームページを見ていろいろな製品をつくっていることを知って、興味をかき立てられました。

インタビュアー Ａ＆Ｄのウェイトチェッカは、ご期待にお応えできていますでしょうか？

兵頭様 他の手が足りない工程への適切な人員配置ができるようになりました。
また、梱包・出荷ラインのデータを一元管理できるようになりましたので、品質管理面で安心しています。ウェイトチェッカからのOK信号を基にラインごとの製造数も管理していますし、計量データを全数USBに保存できるのも便利ですね。

インタビュアー 社員のみなさまからの評判はいかがでしょうか？

兵頭様 重いダンボール箱を持ち上げて静止はかりに載せたり下ろしたりするのは重労働でしたが、その作業がなくなって、みんな喜んでいます。検査のプレッシャーもなくなりましたし（笑）。
当社の工場は外国人が多いのですが、Ａ＆Ｄさんのウェイトチェッカは検査する商品の商品名と画像をいっしょに登録できて、カラータッチパネルで確認できるので、とても使いやすいと言っています。

インタビュアー Ａ＆Ｄの天びん・はかりもお使いいただいているそうですね。

兵頭様 Ａ＆Ｄさんとのもともとのおつきあいは、充てん量を量るための計量機器からです。Ａ＆Ｄさんのはかりは小数点以下何桁も量ることができて精度がよく、機器そのものが小さいので設置場所も取らないので実用的ですね。試しに他メーカーのはかりも使ったことがあるのですが、使って比べてみて「やっぱりＡ＆Ｄ！」ということになりました。

インタビュアー Ａ＆Ｄの熱中症指数計も工場内に設置していただいて、ありがとうございます。

兵頭様 実は私は、社名から想像してＡ＆Ｄさんを海外のはかりメーカーだと勘違いしていたのです（笑）。ところがネットで検索してみたら日本の会社ですし、すぐ近くの埼玉県に大きな開発拠点があるじゃないですか。ご近所という親近感もありますし、ホームページを見ていろいろな製品をつくっていることを知って、興味をかき立てられました。そして熱中症指数計を見つけて、社員の命を守るアイテムなので、さっそく工場内のあちこちに何十個も設置しました。

当面の目標は100億円の売上。変化を巻き起こす会社になりたいと考えています。

インタビュアー これから、品質管理についてさらにシビアな世の中になりそうですね。

兵頭様 いままでは工程ごとに足りないところを補う“点”での改良改善でしたが、これからの時代は上流から下流までデータを一元管理できる“線”での改良改善が必要になると考えています。
お客様にいままで以上に「安全・安心」な商品をお届けするために、GQP（品質管理基準）、GVP（安全管理基準）、GMP（製造管理および品質に関する基準）の厳守はもちろん、細心の注意を払って品質管理を徹底していきます。

インタビュアー 次の目標を教えてください。

兵頭様 当面の目標は100億円の売上を達成できる、勢いのある会社づくりです。お客様からのニーズは時代とともに変化していくと思いますが、我々はその変化に対応するだけではなく、自ら変化を巻き起こす会社になりたいと考えています。

インタビュアー 本日は貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。

（聞き手：株式会社エー・アンド・デイ 広報IR課）