ベルト式サスペンション試験機

実車サスペンションを用いた台上平坦路試験を再現。
サスペンション開発においては様々な走行状態での走行安定性や微妙な乗り心地を実現することを求められています。
ベルト式サスペンション装置は、平坦路上でのステアリング試験を台上に再現して、これらの開発に貢献します。

特長

  • ムービングベルトユニットは、風洞試験機やタイヤ試験機で定評のあるエアベアリングを搭載
  • リムにWFS(Wheel Force Sensor)を組み込むことにより、ステアリング状態のタイヤと路面にかかる6分力を計測
  • 各種センサーにより、様々な走行状態(速度、負荷、ステアリング状況)での実走状態におけるサスペンション各部の変位やアライメント変化を、受ける負荷と共に計測可能

試験データの例

  1. 自動ステアリングマシン
  2. ストラットベース6分力計
    ストラットベースに伝わる各方向力を正確に計測
  3. サスペンションユニット
  4. WFS(Wheel Force Sensor、ホイール6分力計)
    ホイールリムに伝わる各方向力を正確に計測
  5. ムービングベルトユニット
  6. ベルト駆動モータ
    模擬路面(ベルト)の回転や駆動、制御
  7. ベルト上下機構
    上下加振動作が可能

使用例

ベルトフラット路面 速度 MAX±180km/h
ベアサポート幅 440mm
最大耐横力 10kN
最大負荷荷重 10kN
ベルト蛇行 ±1mm
ベルト本体  ベルトサイズ・プーリ径 W450、Φ500mm
ベルトメーカ サンドピック社
ベルトドライブ ドライブ出力 215kW(電動)
最大路面駆動力 3000N
その他 ベルト倣い検出 レーザーセンサ
クラック検出機構 渦流センサによる
負荷支持方式 エアベアリング