経営方針

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会社の対処すべき課題
 





DSPベースビジネスモデル

 当社は、長年の研究開発の結果生み出されたDSP(Digital Signal Processing)テクノロジーを、今後の事業基盤と位置付け、DSPテクノロジーをコアにした独自のビジネス展開を行ってまいります。

DSPテクノロジーをベースとした事業展開

 DSPテクノロジーは、創業時より長年磨き上げてきた高速A(アナログ)⇔D(デジタル)変換技術と、高速デジタル信号処理等のハードウェア及びソフトウェア技術を有機的に組み合わせ、リアルタイムでの計測・制御・シミュレーション・解析を実現する当社の基幹技術です。当社の計測・制御・シミュレーションシステム(DSPシステム)では、コンピューター上のモデルを使った効率的な自動車開発が可能であり、自動車開発の現場において採用が広がっておりますが、モデルを簡単に作成できてリアルタイムに制御できる当社システムは、自動車に留まらず様々な製品の開発においても応用が可能です。また、開発現場だけではなく生産プロセス、製品に組み込んでの利用等、汎用性の高いシステムとなっております。
 当社は現在、自動車業界を中心に幅広い産業分野における先端的な開発現場に参入するべく、エンジニアリングノウハウの吸収につとめ、このDSPマーケットを更に広げていきたいと考えております。
 一方、従来から当社が取り組んでいる既存事業分野においても、計量機器・医療機器等の分野でDSP技術を応用する事によって、製品の差別化を図っていきます。
 この様に、当社は今後DSPテクノロジーをコアとして新しい分野に進出を図る一方、在来事業への応用を図ることによって、広範囲にわたる事業展開を進めてまいります。
ビジネスモデルの概念図

DSPシステムとは

(1) 開発の経緯
   電子機器や機械製品などの開発現場においては、より複雑化した製品を短期間で効率的に開発するために、試験データの計測と同時に制御やシミュレーションも行う事が求められてきました。
 最先端の技術が集約された自動車開発を例にあげると、例えばエンジンをテストする場合、エンジンを回した時の排ガスや騒音を計測するだけではなく、外部条件(エンジン以外の車体や路面状況)をコンピューター上にモデル化して、そのモデルに基づいて様々な条件を想定(シミュレーション)してエンジンに擬似的に負荷を与え(制御)、その結果を更に計測してモデルにフィードバックするというサイクルを繰り返します。この様なテストを行う事により、他の部分の完成を待たずに様々なケースを想定したエンジンのテストを行う事が可能となり、開発期間の大幅な短縮と効率化が実現できるわけです。
 当社のDSPシステムは、この様なユーザーニーズに答える努力の中から生まれました。
(2) DSPシステムの特徴
   上記のニーズを満たす開発環境を提供するためには、エンジンの回転と同期してリアルタイムにモデルを動かす事が必要となります。この実現のために、当社は高速デジタル信号処理(Digital Signal Processing)を行うDSPテクノロジーを開発いたしました。この技術の特徴としては、従来ワークステーション等で実現していた処理を汎用性とコストパフォーマンスに優れたパソコン上で実現する事を可能にしています。
 また、このDSPテクノロジーに加えて、シミュレーションのためのモデル作成を容易に行うためのソフトウェア(MATLAB/Simulink)を用いてオブジェクトモデルベースでのシステム開発の推進や、更にテスト状況の確認を行うための操作画面(バーチャルコンソール)の提供等、開発効率を格段に向上させた計測・制御・シミュレーション・解析をトータルに行うDSPシステムを完成いたしました。