DSP(高速演算処理装置)

DSPの構成要素 2

ハードウェアから見た要素

DSPの根幹であるハードウェアについて、ディジタル信号処理の機能面から要求される内容とそれに対応するハードウェア構成の概念を説明します。

スタンドアロン型DSPの構成例(A&DのAD5435システム)

AD5435モデルは、ディジタル演算の中核にPentiumM-CPUを採用し高速処理、信号入出力インターフェースにはFPGAを採用して非同期処理のリアルタイム性を確保、マンマシン・インターフェース部にはSH4-CPUを採用するDual-CPU方式によって高性能DSPを実現しました。AD5435は、スタンドアロン型の構成ですが外部にWindows2000/XPベースのパソコンを接続することで開発実行型(フレキシブル型)としても使用することができます。
注) FPGA : Field Programmable Gate Array